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【万事屋】

2009年02月23日 12:13

銀さんと神威って何ていうの?
銀神?銀さんと神楽でごっちゃにならね?
銀威、銀兄・・・・。
この二人は呼び方が定まらなくて嫌いだ←
++++++



「・・・一応、救急車よんでおきやした」
総悟の掠れた声。しかし今の神楽達の耳に到底その声は入る事はない。
腹から大量の血が溢れ出ている銀時。周りには血だまり。
そして、血のついた刀がすぐそばに落ちている。
「旦那は昔から、いろんな方向から嫌われていたらしい・・・だから」
「黙ってるネ!税金ドロボー!」
キッと総悟を睨みつける神楽。
その瞳からは今にも涙が零れ落ちそう。
神楽と新八は人込みをかき分け、銀時に近寄りその場に跪く。
血なんてお構いなしの様子。
「銀ちゃん・・・起きるアル、今日の夕飯作るの銀ちゃんアルヨ?」
ついに神楽の青い瞳から涙が落ちた。ヒックと喉をしゃくり上げる。
神楽はそっと銀時の肩を掴んで揺らし始めた。
銀ちゃん、銀ちゃんと何度も名前を呼びながら。
すると、だ。
「ギャーギャーギャーギャー、やかましいんだよ・・・発情期か?あん?」
周りがざわめく。今まで目を瞑っていた銀時が片目だけ開き、しかも喋ったのだから。
「銀さん!」
神楽の隣で立っていた新八もその場に膝をつき、叫ぶように名前を言った。
銀時はというと、周りを見回し血塗れの自身を見ていた。
「ケッ・・・俺もヤキが回ったもんだな・・・ッ」
肩で息をする銀時。
「銀さん、あと少しで救急車が来ますからッ・・・もう少しだけ頑張って下さい!」
「救急車ァ?・・・・・残念だが、もう必要、無」
「何言ってるアルカ!・・・銀ちゃんには生きて今日の夕飯作る義務があるアル!」
「義務なんだ、それ・・・」
神楽の言葉に銀時は聞き取れない位に小さな声でツッコんだ。
神楽は手をグーにして膝に置き、葉を食いしばって涙が出るのを我慢していた。
が、それでも涙は零れ、止まらない。
すると、銀時の右手がスッと神楽の瞳へとのびた。
人差し指が神楽の涙を優しく拭う。
「な、泣いてんじゃねェよ・・・らしくねェな、おい・・・」
いつものようヘラヘラと笑って、銀時。
神楽はその右手を掴んでギュッと握った。
「ぎ、銀さん・・・もうそれ以上喋らないで下さい・・・ち、血が・・・」
新八の声が震え、怯えきっていた。
銀時の口からもそして腹からも血が止まらなくなっていたからだ。
「何となく、分かってたんだ・・・こうなる事ァ・・・昨日のうち、から」
それでもなお言葉を繋ぎ止める銀時。

神楽の手から、銀時の右手が、落ちた。

「ッ!」
神楽は驚き、目を見開いた。
「ぎ、銀・・・ちゃん?」
ハッと息を呑む神楽。
「ちょ、待ってくださいよ銀さん・・・何で・・・何でッ」
新八の目からも涙が落ちる。
「銀ちゃん!今日の夕飯誰が作るアルカ!?今日の当番銀ちゃんだって言ったヨ!!」
「それに、給料だって貰ってないですよ!ていうか、万事屋の主人が居なくなってどうすんですかァ!!」

何も言わない銀時に。新八と神楽で、言う。

新八は銀時の体を揺さぶり、神楽は落ちた銀時の右手を再び強く握った。
そして、新八は大きな声で叫んだ。

「僕達をッ・・・僕達をおいていかないで下さいよー!!」
晴れ渡った、空に向かって。

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