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【銀妙】

2009年03月01日 14:14

こないだの死ネタ消して良いですか^^(おま
あれ、もう見たくない。
そしてしばらく死ネタは書かないと宣言しておく。←

という訳で気を取り直して銀妙。
ノートに書いてないので文がはちゃめちゃですよw
そして、私にしては長いお話になりました。
++++++


万事屋が、大きな事件に加担している事は知っていた。
住人の中でも大きな話題になった。


でも。


ここまで酷いとは思わなかった。




●○●○●○●


「姉御ッ!姉御ォ!」
「姉上!姉上!」
叫びに近い声が玄関前から聞こえる。
それは間違いなく、神楽と新八の声だった。
いつも通りの時間を過ごしていたお妙は、その声に飛び上がった。
慌てて玄関に向かい、扉を開ける。
「あ、姉御!ぎ、銀ちゃんが、銀ちゃんがッ!」
そこには鼻を真っ赤にさせて泣きじゃくる神楽がいた。
開けた瞬間神楽はお妙に泣きつく。
隣を見れば新八が、こちらに目を向ける事なく俯いている。
ふと、家の門を見れば定春が何かを背負っていた。
その真っ白な体を一部赤黒く染めて。
お妙は定春が背負う何かを見た瞬間、背筋が凍るのを感じた。
「ぎ、銀さん・・・?」
それしか言葉が出てこなかった。
呆然とその光景を見るお妙に、新八が俯いたまま口を開く。
「ち、血が・・・止まらなくて・・・手当てしても、無駄なんです・・・このままじゃ、銀さん、し、死」
「とにかく、皆部屋に入って」
お妙は自身の声が震えるのを感じながら、なかなか体が動かない風の2人の背中を押した。


万事屋が、大きな事件に加担しているのは知っていた。
住人の中でも大きな話題になった。


でも。


ここまで酷いとは思わなかった。




●○●○●○●


銀時は未だ目覚めない。しかし、わずかに息をしている。
お妙が何度体の血を拭っても、全く意味がなかった。
涙が出るのをグッと抑えて、お妙は救急箱に手を伸ばした。
「あ、姉御・・・」
すると襖がゆっくりと開き、神楽が顔を覗かせた。
泣き止んだものの、目が腫れている。
神楽だけでなく、新八と定春も別の部屋で待っていたのだが。
我慢出来なくなったらしい神楽だけが、部屋に入ろうとしていた。
「神楽ちゃん、心配なのは分かるけど・・・もう少し待っててね」
お妙は無理やり笑ってみせた。
少しの沈黙の後、神楽は頷いて襖を閉めた。
名残惜しそうに銀時を見ながら。

もうどれ位銀時の手当てに時間を割いているのだろうか。
お妙の手も血で汚れ始めた頃、銀時の肩が動いた。
消毒液を傷口にかけたその時だった。
それが体中に沁みたのだろう。銀時が眉を寄せる。
そして。
「・・・・ん、・・・うん?」
銀時の紅い瞳が瞼の中から垣間見えた。
「銀さん!」
思わずお妙が大きな声をあげる。しかし、隣の神楽たちが居る部屋からは何の物音も聞こえない。
どうやら、長い間手当てをしていたので寝ているらしい。
小さな寝息と若干大きな寝息が隣の部屋から聞こえる。
すると目の前の銀時が体だけを起こそうと力を入れていた。
「ッイツツ・・・・」
「銀さん駄目です!動いちゃ!」
お妙の静止を振り切って、銀時は何とか体を起こした。
銀時の背中から離れた布団には、銀時の血がこびり付いている。

「銀さん・・・何があったんですか」
「ん、まァちょっと・・・色々な」
お妙が銀時の背中に回って言う。ようやく背中の手当てに当たるのだ。
銀時は"仕事だから”とか何とか言って、結局仕事の内容を有耶無耶にして結局誰にも言わない。
確かにそれはそうなのだが、だからこそ誰かに必ず心配されてしまう。
その中にお妙も入っていた。
肩の上から包帯を、そして腹にも何重にも包帯を巻いた。
「終わった?・・・サンキュな」
振り向かずに銀時が礼を言う。
するとお妙は、包帯が巻かれていない、かすり傷の部分を白い指でなぞった。
「あ?」
不信に思った銀時が振り向く。お妙は本当に困った顔をして静かに笑った。
そしてその直後、スッとお妙の頬を涙が流れた。
「おい、ちょ、待っ」
戸惑い気味の銀時は、痛みを堪えながらお妙の方に体を向ける。
その後で、お妙は掠れた声を口にした。
「良かった、死なないで」
ポツリ、と。
銀時は片方の眉だけで上げて、人差し指で頬を掻いた。
しばらく、口をへの字に曲げて考えこむ銀時。

刹那銀時が動き出したかと思うと。

ギュッと銀時がお妙を抱きしめていた。
そして耳元で囁く。
「俺ァ、まだ死なねェよ・・・お前を残して死ねるかよ」
お妙は思わず息を呑む。
銀時がお妙の肩を掴んでお互いを離すと、今度は銀時が触れる程度のキスをした。
お妙が驚き、目を見開いていると、銀時は優しく微笑んだ。
それに答えるように、お妙も涙を拭って小さく笑った。
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コメント

  1. MAYA | URL | -

    Amazing!

    こんばんは、MAYAと申します。

    うぁぁぁわかります。
    死ネタって書くと後でものっそい自己嫌悪に陥るんですよね・・・。

    でも【万事屋】は切なさ卍解で良かったです。私は好きですよ!
    銀妙も素敵です!
    銀猫さまの文章、素晴らしいです。

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