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【3z銀八先生】

2009年04月08日 14:20

最近攘夷がキテる。
高杉は、本当に先生の事が好きで、
好きだから、優しくして、
優しくしたら、傷ついて、
傷ついたから、壊れたんだと思います。
とか3zと関係ねェ
++++++


"神楽ちゃんの様子がおかしい”
昼休みの最初、新八がお妙にそう伝えると、お妙は小さく頷いた。
お妙も、調子の悪い神楽を見ていたらしい。
「僕、先生に言ってきます!」
新八が踵を返して、走り出そうとした瞬間、お妙は新八の肩を掴んだ。
待って、新ちゃん!と声を荒げるお妙に、何ですか!?と反抗的に新八。
「こういう事は女子に任せておきなさいッ」
お妙は新八にウィンクをしてみせた。


●○●○●○●○●


銀魂高校の昼休みは、昼食の時間も入れて1時間ある。
お妙は真っ先に職員室へと向かい、銀八の元へ駆け寄った。
「先生!」
「んー?・・・」
ジャンプから目を放そうとしない銀八。お妙は構わず続ける。
「神楽ちゃんの様子が、おかしいんです」
ページを捲る銀八の手が止まる。銀八は、お妙の方へ顔は向けずに前を向いて耳を傾けた。
「4時限目から・・・神楽ちゃん、手が震えてて、顔も真っ白なんです・・・普通じゃないんです」
「神楽は、今どこに?」
バフ、と重たい音をたててジャンプは閉じられた。
銀八はそこで初めてお妙に目を向け、同時に立ち上がった。
「多分、教室です・・・」
サンキュな、とでも言うように銀八は、すれ違いざまにお妙の肩を叩いた。



「3年生の玄関・・・・・うん、真ん中・・・そう・・・じゃあ」
パチン、という携帯を閉じる音。
校門前に居る長髪のそいつは、校舎を見やって再び笑った。
青い傘を肩に担いで。



バンッ・・・・

それは神楽が机を叩いた音だった。その音は教室全体に反響しそうな勢い。
昼休み、という事で教室に生徒はほとんどいない。
そこに居たのは、風紀委員のメンバーと新八位。
「神楽、ちゃん?」
激しい音に振り返った新八は、手を机に押し付けるような状態で立つ神楽を見た。
新八は神楽より後ろに居て、神楽の背中しか見る事が出来ない。
しかし、明らかに体が震えていた。
「おい、どうしたチャイナー、風邪でもひきやしたか?良かったじゃないですか、馬鹿じゃねェって事が・・・」
教室の隅に居た、風紀委員の1人、沖田がその場を茶化した時、神楽は足早に教室をあとにした。
平静を装い走りはしなかったものの、神楽からは動揺が隠しきれていなかった。
「おい、どこ行くんでィ!」
「ッ保健室、アル」
振り向きもせずに神楽。
刹那の沈黙、そして。
「おい、お前等ァ、神楽見なかった?」
神楽が教室後方の扉から飛び出したのとほぼ同時に、教室前方から銀八が現れる。
「あいつなら、今さっき保健室に行くとか言ってたぜ」
机に座る土方が一言。
そうか、と銀八が廊下に出ようとした瞬間、新八が慌てて声をかける。
「ちょ、ちょ!待って下さい!神楽ちゃんに何があっ・・・・」
「うっせーなァ・・・お前にゃ関係ねェ事だろ、つーか、俺もまだよく分かってねェしよ」
白髪頭を掻いて困ったように眉をしかめる銀八。
その後銀八は、何も言わずに扉を静かに閉めた。


●○●○●○●○●


神楽は息を切らしながらも保健室にたどり着いていた。
銀魂高校の保健室の教師は、午前と午後でチェンジされる。
なので、昼休みという時間は保健室には誰も居ない。
神楽は教室に入るや、すぐに窓側のベッドへと足を運んだ。
ベッドに靴を脱いで座り込むと、真っ白なカーテンを乱暴に閉めた。
ガクガクと震える体を必死で止めようと、神楽は自身を抱きしめるようにして布団にもぐりこんだ。
すぐに訪れる沈黙。
聞こえるのは部屋の時計の音と、自身の荒い息、そしてなかなか落ち着かない心音。
しかし、そんな沈黙はすぐに壊れるのであった。
「神楽ァ?」
ビク、と神楽の肩が飛び上がる。
その声は明らかに銀八のもので、神楽はどこか安心感をもった。
銀八の足音がだんだんと近づいてくる。
カーテンの向こう側に影が映る。
そして。
「・・・どうした?」
カーテンは開けずに、銀八は隙間から顔を覗かせた。
ゆっくりと神楽は布団から顔を出すと、先生、と何とも弱弱しい声を上げた。
銀八が神楽の座り込む布団に同じように座る。
神楽は足を布団の中で曲げているため、座られるという事はなかった。
「・・・先生、」
「ん?」
銀八が聞き返した瞬間、神楽は銀八に抱きついた。
しかし決して泣かずに、銀八の胸の中で神楽ははっきりと言った。
「・・・・逃げるヨロシ・・・ここは危ないアル」
「は?」
「ワタシのせいで、先生が傷つくのはごめんヨ、だから」
「お前、何言って・・・」
銀八が神楽の顔を無理やり上げさせたのと、部屋の扉が開いたのは同時。
銀八は見た。神楽の顔が強張るのを。



『神楽』




『迎えに来たヨ』



「神威・・・・・」
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