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【3z銀八先生】

2009年04月30日 13:36

お久しぶりです!
本当更新が遅くてごめんなさい・・・。
++++++



「か・・・むい?・・・誰だ、そいつ」
カーテンの向こう側で、神威と呼ばれた男はクツクツと笑った。
「あれ?何も聴いてないの?俺、神楽の兄貴だy」
「兄貴なんかじゃないネ!さっさとどっかに消えるヨロシ!」
若干震えた声で神楽。
神楽はギュッと銀八の腕を掴む。
「へェ、随分言うようになったね、神楽」
「ッそれとワタシを名前で呼ぶナ!」
銀八の目の前で神楽は目を見開く。
銀八はその姿に驚きつつも、神楽の肩に手を置いた。
ふっと神楽が銀八の目を見ると、銀八は小さく頷いていた。
その赤い瞳が"落ち着け”と言っているよう。
「ねェ、もう1人居るよね?出てきてよ」
銀八がピクリと反応する。
銀八はいかにも嫌そうな、というか嫌な顔をして面倒臭そうに立ち上がった。
その直後だ。神楽が掴んでいた銀八の腕を己の方へと引っ張ったのは。
後ろへ倒れるのを何とか避けた銀八へ、神楽が必死で首を横に振る。
銀八は薄く微笑むと、大丈夫だとでも言うように神楽の頭を撫でた。
「ねェ、早く・・・」
神威の催促。
銀八は、はいはい、と気だるく返事をして、初めてカーテンの反対側へ出た。
「てめェ、何しに来た?ウチの生徒じゃあねェな」
「だから、さっき言ったでしょ?俺の妹を迎えに来たんだって」
カーテンの向こうでは小さな舌打ち。神楽が"俺の妹”という言葉に反応したのであろう。
「迎えに?・・・神楽をどこに連れて行くつもりだ?」
冷静に言葉を発する銀八。
すると、神威は驚いたように目を見開き、口をポカンとあけた。
「本当に何も聞いてないんだね、何だったら今ここで教えようか?神楽の過去ってヤツをさ」
「神楽の、過去」


●○●○●○●○●


「神楽は家出したんだ、もう結構前に」
「・・・あん?」
片方の眉を上げて銀八は訝しげに神威を見つめる。
このやり取りは神楽にも聞こえているだろうが、神楽は姿を現そうとしない。
が、しかしだ。
「・・・違うネ、ワタシ家出してないヨ!・・・・ワタシは、お前を!」
カーテンの向こう側から、神楽の搾り出すような声。
「ワタシは、家に帰ってこないお前が心配で!それで捜しt」
「とにかく、こうして迎えに来たんだ、また家族として一緒に暮らそうよ」
そこで、銀八の長く深いため息。
「何だ、結局元凶はお前じゃねェか。家を飛び出し、神楽を一人にし、挙句の果てには一緒に暮らそうだァ!?ツンデレですか、シスコンですか、コノヤロー!」
一瞬の沈黙。そして再び銀八が口をひらく。
「てか、お前こんな事して良いとでも思ってんの?捕まるぜ?」
「その時は、神楽ごと逃げるよ」
そう言うと、神威は神楽の居るベッドに近づく。
直後、銀八が神威の目の前に動き、神威を無理矢理止めた。
「おっと、それ以上近づく事は出来ねェよ」
「煩いな、教師の分際で」
銀八が俯く。そして囁く。
「・・・おい、先生怒るよ?」
顔は前髪が邪魔になりよく見えない。
急激にその場の空気が、冷たく、そして重くなるのを感じた。
それは、銀八の姿を見れていない神楽も感じ取っていた。
銀八がここまで怒る事などない。ただならぬ空気である。
「さっきも言ったが、元凶はテメェだ。神楽の気持ちも分からねェくせに、よくまァノコノコと現れたもんだ。しかも連れて帰るだと?」

神楽は何もしていないのに?神楽はお前の事を心配していただけなのに?

「ふざけんな」
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