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【銀妙】

2009年06月06日 23:20

あぅ、やっと6月になってくれた^ω^
銀妙書いたけど、最近は銀月がキテるなァ、なんてw
++++++


「あー、今日も雨かァ・・・テンション下がるわァ」
「本当ですね、相変わらずお客さん来ないし・・・」
「相変わらず、は余計だろ」
「・・・・どっち道お客さん来ないじゃないスか」
厚い雲の下。江戸にはここ何日か雨が降り続いていた。
銀時も新八も、そして定春もテンションが低く、ソファに寝転がっている。
「・・・そういや、神楽は?」
「外に遊びに行きましたよ、神楽ちゃんにとって雨は晴れみたいなもんですから」
元気だねェ、銀時は雨雲を見ながら呟くのだった。


●○●○●○●○●


昼過ぎ。泥だらけの神楽が帰ってきた。
「あー、神楽ちゃん!タオルで体拭いてから入ってよ!」
バタバタと新八が、神楽が居る廊下へ走る。
「煩いアル、それより皆で買い物に行くアル!」
新八からタオルを渡され、それで体を拭きながら神楽。
その言葉に居間から、俺ァパス、と気だるい返事が聞こえた。
新八がため息を吐き、その後で言う。
「じゃあ、僕と2人で行こうか?」
「銀ちゃんも一緒ネ!」
廊下から居間へ。神楽が叫ぶように言う。
「あー?どこぞのトロか、お前は・・・」
チ、仕方ねェ、銀時は少し眉を寄せながらゆっくりと起き上がった。


●○●○●○●○●


「くそ、やっぱ外出るんじゃなかった・・・俺の髪質を知らねェのか!」
「髪、増えてません?」
「っるせェ!」
道路側に新八、真ん中に銀時、そしてその隣に神楽。
神楽は、銀時達より少し後ろに居て、水溜りを蹴りながら歩いている。
新八はそれを、見ながら微笑んでいたが、銀時は髪の事で不機嫌のままであった。
3人はすでに買い物を済ませ、家に向かって歩を進めている。
「あ、姉御アル!」
神楽は立ち止まり、指を差して言った。
銀時達も、神楽の指差す方へと目を向ける。
そこには、スーパーの前で雨空を見上げるお妙の姿。
買い物を済ませた様子だが、傘を持っていない。
「姉上、」
新八が声をかけると、お妙はニコリと笑った。
「姉御ォ、何してるアルカ?」
神楽の質問に、お妙は手を頬にやり困った様に言った。
「それが、傘が無くて・・・私がここに来る時は雨なんて降ってなかったから」
どうしましょう、お妙はため息を吐く。
「俺の、貸してやるよ」
オラ、と銀時が自分の閉じた傘を差し出す。
俺ァ、神楽の傘にでも入って帰るからよ、銀時は続けてそう言った。
「待つアル!ワタシ絶対、銀ちゃんと一緒の傘に入りたくないネ!」
「はァ!?良いだろ、家まであと少しなんだし」
「嫌ヨ!」
神楽はその場にしゃがみ込んで抵抗。断固として入れないようだ。
銀時は小さく舌打ちをした後、乱暴に傘を開いた。
「俺が送っててやる、入れ」
キョトン、とした顔でお妙。
「良いんですか?万事屋と反対方向ですけど・・・」
「良い良い、どうせ今神楽は、俺の顔見たくねェみたいだからな」
銀時が神楽を見下ろすと、神楽はフンと鼻をならしそっぽを向いた。
じゃあ、新八、荷物と神楽よろしく頼むわ、銀時は新八の背中を叩いた。
「神楽ちゃん、行こうか」
「フン、二度と帰ってくんじゃねェゾ、駄目侍!」
神楽は新八の荷物をブン取ると、大股で歩き始めた。


●○●○●○●○●


「銀さん、傘に入ってますか?」
「おー、入ってる入ってる」
これは銀時の嘘である。
銀時は傘をお妙の方へ傾けていて、自分は半分以上濡れていた。
ただただ、無言の時間。
お妙はそんな中で、少しだけ銀時へと目を向ける。
そして、そこで初めて銀時が濡れている事に気付いた。
まァ、とお妙は驚き目を見開く。
「銀さんは嘘つきですね」
「あん?」
「濡れてるじゃありませんか」
「・・・これは濡れてるうちに入んねェよ、大丈夫だから」
大丈夫じゃありません、お妙は不機嫌そうに言い、銀時から傘を奪った。
あ、おい、銀時が傘に手を伸ばすのと、お妙が銀時に寄り添うのは同時。
「これで2人共濡れないでしょう?」
微笑んで、お妙。
銀時はすぐにお妙から目を逸らして、おう、と短く答えた。


●○●○●○●○●


「今日はありがとうございました」
「良いって良いって、じゃあな」
お妙が終始笑顔なので、銀時はずっと目を逸らしていた。
そして、それと同時に恥ずかしくもあった。
なので、この場からすぐに消えてしまいたかった。
銀時は短く会話を終わらせ、踵を返す。
「あ、待って下さい!」
お妙の声がしたと思ったら、それと一緒にお妙の手が銀時の肩へのびる。
ぐい、と無理矢理振り向かされると、背伸びをしたお妙が銀時の頬にキスをした。
「ッ!」
「今日のお礼です、それじゃあ、さようなら」
お妙は軽く会釈をして、家に入っていった。
銀時はしばらく、そこに呆然と立っていたが、ようやくそれに気付き、急に恥ずかしくなって顔を真っ赤に染めるのだった。
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