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【10月10日】

2009年06月08日 23:40

坂田銀時誕生日特別小説2008(改)
前の銀さんの小説が、あまりにもgdgdだったから書き直した。
まァ、あんま変わってないですけどね←
++++++



バニラエッセンスの香りと少しだけ焦げたスポンジの匂い。
銀時の好物になるであろうものが部屋中に漂う。
寝ている銀時の耳と鼻が自然と動き出す。
神楽と新八が言い争う声が聞こえる。
これは止めなきゃいけないか、と思う半面、やはり寝ていたいという思いが交じり合う。
しかし微かに目を明けると、眠気はあっさりとなくなってしまった。
そして意識はしていない、神楽と新八の声がさっきより鮮明に聞こえてきた。
「あッ!だから生クリームつまみ食いしちゃ駄目だって言ったでしょ!」
「まぁまぁ、落ち着くアル新八。ちょっと位分からないアルヨ!」

「そういう問題じゃねェェェ!!」

新八の叫びに近いツッコミは部屋中に木霊して消えた。

銀時はそこで初めて時計に目をやった。
時計の短針は8時を指している。銀時にとってはまだ夜と言って良い時間だろう。
神楽と新八は放っておく事にした銀時は、もう1度夢を見る事にした。


●○●○●○●


結局銀時が布団から抜けたのは11時。もう昼に近い時間だった。
そしてすぐに銀時は気付いた。

“今日の神楽と新八はおかしい”

無駄に銀時に対して優しいのだ。しかも決して台所へ入れようとしない。
何かを取って来ようとすれば必ず2人は立ち上がるし、今日の昼食も2人が作った。
そんな2人を銀時はリビングから見て、鳥肌がたちまくりなのだった。

「おい!お前等ッ何があった!」
痺れを切らした銀時がついに口をひらいた。
今日万事屋に仕事は入って来ず、ぐだぐだな時間を過ごしている。
「え?何もないですよ!・・・ねぇ、神楽ちゃん」
「そうヨ!何にもないネ!・・・ねぇ、駄眼鏡ェ?」
「誰が駄眼鏡だコルァァァ!!」
とりあえず口から出る言葉に問題はないらしい。問題なのは2人の性格。
銀時に優しい2人なんてありえない。
「人の話を最後まで聞けよ!!」
新八を追いかけに行った神楽に言ったつもりだったが、神楽は姿を消していた。
何なんだよ、と銀時は定春の白い頭を撫でるのであった。


●○●○●○●


結野アナの明日の天気予報、というのを銀時は毎日欠かさず見ていた。
天気予報を見る、というより結野アナを見るといった方がいいかもしれない。
テレビの左端には今日の日付が表示されている。

“10月10日(金) 18時55分”

それを見て銀時は首を傾げるのである。
今日、何かの記念日ではなかったのでは?、と。
テレビの向こう側で結野アナが喋る。
『今日は10月10日!今日は“萌えの日という事で!・・・・・』
それを聞いて銀時は納得。今日は萌えの日なのか、と。

「銀さーん!」
新八の声が台所の方から聞こえた。銀時が気だるく返事をすると新八がリビングに入ってきた。
大きなケーキを神楽と一緒に持って。
「ん?・・・え?何、これは・・・萌えの日をお祝いしようってか?」
「萌えの日?何言ってるアルカ!今日は銀ちゃんの誕生日アルヨ?」
「・・・あ」
銀時は口に手を当てた。そうか、すっかり忘れてた、と銀時は思うわけである。
まさか今日自分の誕生日だって事忘れてましたね?、と新八に見事に見破られた後で、ケーキの試食会が始まったのである。

「1ホールのイチゴタルトって初めて見たわ・・・んじゃあ、いただき・・」
「ちょ、待つアル!ワタシ達から言いたい事があるアルヨ!」
「んあ?」
ケーキをもう口のすぐそばまで持っていっていた銀時は残念そうに皿に置いた。
神楽は新八の顔を見てクスクスと笑った。それに答えるように新八も笑う。
そして、2人揃って言う。

「「お誕生日おめでとッ!銀さん(ちゃん)!!」」

銀時は何だか恥ずかしくなって、天パ頭を掻き毟った。
「あぁ!もう食べていいか?腹減ったァ」
「ちょ、せっかく言ったのに!何かないんですか!?」
新八のツッコミも耳に入れてない様子の銀時は、イチゴタルトを口へと運んだ。


●○●○●○●


今晩は久しぶりに新八が泊まっていった。
和室に神楽も寝ている。
寝静まった和室の襖を開けると、2人が仲良く並んでいた。
銀時は起こさないように近づくと、小さく囁いた。

「ケーキありがとな、美味かったぜ」
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