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【攘夷】

2009年09月20日 23:01

長編小説2008。
攘夷の話、最終話。
・・・それにしても、この頃の高杉とヅラのキャラが違いすぎて笑えるwww
この頃からこの2人を動かすのは苦手だったもようww
++++++


「!」
次の瞬間、高杉は銀時に走りよっていた。すばやく木刀を腰から抜き構える銀時。
キンッと刀が擦れ合う乾いた音がした。
「ヅラ、坂本!なんとかしろや!」
銀時は桂たちと高杉を交互に見ながら言う。

そして、高杉は動いた。

銀時の一瞬の隙を見て、刀を握る手の力を抜き一歩下がる。
力の勢いで前のめりになった銀時はどうにか体勢を整えようとするが。

グズッ・・・・

鈍い音がした。刀を構えなおしていた高杉は、切っ先を銀時の脇腹に刺していたのだ。
「――――っ!!」
そして、桂たちは見た。銀時の背中から切っ先が貫かれている事を。
「た、高杉っっ・・・てめぇ」
今にも倒れそうな銀時は下から高杉を見上げる。
そのままゆっくりと刀は引き抜かれ、銀時はようやく倒れこむことが出来た。
「高杉、こりゃあーわしも納得がいかんなぁ」
眉間にしわを寄せ言う坂本。怒りに燃えていたのは桂だった。
高杉に向かって走る桂だがあっさりの交わされ、背中側の服をばっさりと切られた。
ただ呆然と一点を見る桂。銀時は仰向けになり、空を仰いでいる。

その直後だ。

「御用改めである!真選組だ!!神妙にお縄につきな、高杉!ついでに桂!」
鬼の副長と恐れられる、真選組土方の声がした。
路地の向こう側にいるため、まだ姿は見えないが、そのうちこっちにくるだろう。

「桂!おんしは銀時を連れて、わしの宇宙船に逃げろ!高杉もわしと一緒に来るんだ!!」
坂本が宇宙船のある方を指差す。
しかし、それに反対したのは高杉だ。どうやら、真選組と戦うらしい。
「高杉よぉ・・・・」
いつの間に、港の端の柵にもたれかかっていたのだろうか。銀時が息も絶え絶え言った。
「俺達みたいな奴はなぁ・・・・ッ断ち切ろうとしても断ち切れねぇ・・・ッ糸っつーので繋がってんだ。
離れられねぇ・・・事が分かったら、さっさと着いて来いや」
刺された腹を押さえ言う銀時。直後、坂本が無理やり高杉の腕を掴み走り去った。

「さ、銀時も早く!」
桂がしゃがみ込んで肩を貸す。
「お前も・・・逃げろ、捕まんぞ!」
肩を払いのけると、柵に捕まりゆっくりと立ち上がる。
「捕まるより、仲間を失う方が俺は悔しい」
ポツリと呟く。一瞬笑みを見せたかと思うと、ハッと鼻で笑い言った。
「俺は、一度もお前の事仲間と思ったことねーよ・・・・ッ早く行け!」
紅い瞳が桂を睨みつける。
それに圧倒された桂は、頷くと気をつけるんだぞと言って坂本達の後を追った。

「突入!!」
真選組局長、近藤の声がしたと思いきや、隊員達が路地裏から出てくる。
もちろん、土方と沖田も一緒だ。
「てめぇは!!」
最初に言ったのは土方。道端の真ん中に立つ銀時は、刺された腹を押さえている。
「旦那ァ・・・桂が関わるといつも一緒についてきますねィ」
意味ありげな沖田の言葉。
「ヅラ?・・・・最近会ってねぇな・・・この辺にいたのか?」
「知らねーのか?」
近藤が一歩前にでて言う。知らないね、と銀時。
近藤が、隊員に何かを言うと反対方向に走っていった。

大きな溜息をつくと、イツツと傷口をなでる。
「あ、ヤベ・・・目が霞んで・・・・」
直後、気を失ってしまった。

次に目を覚ました時には万事屋に戻っていた。探していた新八が見つけたらしい。
坂本、桂、そして高杉はあれから行方知れずのままとなった。

ま、そんなのどうでもいいんだろうけど。銀時にとっては。
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