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【3Z】

2009年09月20日 23:06

長編小説2008。
3Zで銀妙。全2話。
++++++


3年Z組は今、体育の授業の真っ最中。今日は男女合同でバレーボールをする。
ちなみに3Zともう一クラス、ノーマルなクラスとも合同である。

あ、なんかZ組がアブノーマルみたいな言い方しちゃったな。

まぁ、とにかくである。その、他クラスは松平先生が受け持つ事になっている。
そして、Z組はというと・・・。

「うーい、じゃあ始めっぞー」
気だるそうな声、体育の授業でもくわえ煙草に白衣姿の坂田銀八の声が体育館に響く。
そう、3Zはこれからクラス試合で、審判が銀八なのである。

銀八はネットの間にある梯子で登る様な、高い椅子に腰掛けた。
「んじゃあ、サーブ打てェ」
銀八の気だるそうな声に合わせ、こちらも気だるそうに鳴ったホイッスルの音。

試合始めのサーブは屁怒絽くんである。
相手チームだけではなく、見方のチームまでもが引いている。

バッシン

聞いた事もない音がした。ちょ、これ床に穴あいてない?的なレベルである。
「は、はい、一点な、一点」
恐る恐る喋る銀八。
「ちょっと待った!!先生」
そこで声を荒げたのは新八である。

「これ、相手チームにボールをパスするっていうか・・・トスを続けなきゃいけないんじゃないんですか?」
「うっせーよ、駄目ガネ。一点は一点だ!つか・・・何か言うと・・・へ、屁怒絽くんが・・・」
屁怒絽くんを見てみれば、顔に影が出来ていてもう本当鬼みたいな表情である。
「あ、すいまっせーん!つ、次!やりましょうか?」
新八は抗議を止め数歩下がる。

まぁそれからはよく続いた。試合らしい試合が出来た。

沖田くんが土方くんにボールをパスしたり・・・・。
「ってパスじゃねぇよ!わざと当ててるよ!つか、味方だろ!お前!!」
近藤くんは、なんとお妙にボールをぶつけてしまったり・・・・。
「クソゴリラァァ!!待てや、テメェの頭をボール代わりにしてやろーかぁ!?」
新八はサーブに失敗。銀八のチョークが飛んできたりもした。
「ちょ、何か飛んできた!・・・チョーク?先生か!?何でチョーク持ってんだよ!!」
「・・・・」
「無視するなァァァァ!!!」

あれ、これ試合らしい試合か?てなもんである。

そして試合もそろそろ終わり。最後のサーブは志村妙である。
「いっくわよー!!」
大きく振りかぶった手がボールにぶち当たる。いいサーブだ、と誰もが思った直後。
「!?」
クラスの皆が驚いた。打たれたボールはコート外にそれたのである。
ボールが行き着く先はというと。
「ッッッッ!!!」
なんと銀八の座る椅子。銀八は悲鳴さえあげなかったものの顔を強張らせた。
ボールは椅子にクリーンヒット。椅子がグラグラと揺れる。

そして、ついに。

ガッシャーン

椅子が倒れた。銀八は椅子から落下。

これには他クラスの生徒もざわめく。
先生!銀八先生!銀八!など生徒が銀八に近寄る。
生徒が銀八を囲む中にやってきたのは、松平先生だ。

「銀八!大丈夫か!?しっかりしろ!おい、誰でもいいから保健室のセンコー呼んで来い!!」
松平が銀八の頭を少しだけ動かすと、頭から血が流れ出た。

銀八は勿論気絶している。

そして、この事故の加害者、志村妙は体育館の隅で体を震わせていた。
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