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【3Z】

2009年09月20日 23:12

長編小説2008。
3Zで銀妙、最終話。
この頃から銀妙は大好きでしたw
高杉先生初登場の回もこれ、かな?
あれだね、絶対本当の小説銀魂を意識しまくってるね、この文章w
++++++


目をあけてみれば真っ白な天井が見えた。
特徴的な様々な薬の匂い、ここは銀魂高校の保健室であった。

太陽がさんさんと入ってくるその部屋に銀八は寝ていた。
「・・・っん、んー」
太陽の光が眩しくて銀八は目を覚ました。
『・・・・起きたか』
カーテン越しにそんな声が聞こえた。
「・・・・た、高・・・杉?」
『先生位つけたらどうだ・・・おい』
その声の主は言ってカーテンをあける。

髪の色は濃い紫で、何故か左目には眼帯を付けている。

「んー、まぁ傷は深かったみてぇだが、そんな大きく切った訳でもねぇ。病院行くほどの事でもないな」
「・・・そか、わりぃ」
ゆっくりと起き上がって頭を掻こうとすると、包帯が巻かれているのに気付く。
「あ、あんま触んじゃねぇぞ。まだ、血ィ止まってないから」

ドックン・・・

「あ゛・・・」
頭の中で血が脈打った。あまりの痛さに銀八はまた布団に寝転がった。
「軽い脳震盪(のうしんとう)ってヤツだ、安静にしてりゃ治るさ」
高杉は言ってカーテンを閉めようと手を伸ばした。

「おい、待て!志村妙って今どうしてる?」
「今は・・・そりゃ授業受けてるだろーがよ」
「ちょっと呼んで来てくんねーか?Z組どこだか分かるよな?」
銀八の言葉に高杉はクククと笑う。
「説教ってヤツかぁ?クククク・・・先生、お手柔らかに頼むぜィ・・・」
高杉はカーテンをしめた後、保健室をあとにした。

「ケッ、誰が説教なんかするかよ・・・」

『失礼します』
妙だ。あれから5分足らずでお妙は保健室にやってきた。高杉は居ない様子。
自らカーテンをあけた銀八は、お妙の顔を覗き込んだ。
酷く、目が真っ赤だ。きっと泣いていたのだろう。
お妙は銀八の寝るベットに椅子を近づけて、座った。
「先生?」
「あ?」
「・・・ごめん、なさい・・・本当に」
握り拳に涙が零れた。
「ばっか、泣いてんじゃねぇぞ!?らしくねぇ」
「だって、だって!私のせいで、先生、・・・こんな、大怪我しちゃ・・って・・・もうどうしたらいいか」
「大丈夫だよ、俺ァ」
ポンポンと軽く銀八はお妙の頭を叩いた。驚いた顔で銀八の顔を見るお妙。
「つかよぉ、あのサーブすげくね?ありゃあぜってー、点入ってたなぁおい」
いつも通りに銀八は気の抜けた声を出した。
「ッ先生・・・」
「ハハッ、だから泣くなって!なんかよぉ、俺が泣かしたみたいで気まずくなるじゃん!」
銀八は起き上がって、今度はお妙の頬を包むようにして触った。
「すごかったぜェ、あのサーブ!また今度見せてくれや!!」
銀八は親指でお妙の目から落ちる涙を拭った。



○●○●○●○



その頃3Z。教室には誰一人いない。
生徒は保健室前にいた。全員いた。高杉が面白がって生徒を集めたのだ。
「ちょ、ちょ、何ですか?この雰囲気!良い感じじゃないんですか?」
新八が意地悪く笑う。
「良い訳あるか!新八くん!我のお妙さんがっお妙さァァァん」
近藤君がその場に倒れこむ。
「そうよ、新八くん!私の銀八先生をなんだと思ってんだよ、コラァ」
猿飛あやめ、通称さっちゃんも立ち上がる。
「そうネ!生徒と教師の恋愛なんてワタシが許さないアル!!」
終いには留学生の神楽ちゃんまで出る始末。
「お前、恋愛語る資格ねぇよ」
新八がツッコむと、
「語るのに資格必要ないネ!」

『ごもっともだぁ、神楽』
『新ちゃんも黙ったらどうなの?近藤君は一生黙らせてあげるわ』

そこにはいつものようにヘラヘラ笑う銀八と、クスクスとどこか影を持つように聞こえる笑い声のお妙がいた。
「おいィィィ!元気じゃん!あんた等!!心配して損したよったく」
新八がシャウト。

「クククッ、流石だなぁ先生・・・どうやってあんな笑顔取り返したっつーんだ?」

高杉が奥で笑っていた。

3Z生徒全員の笑顔を見ながら。
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