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【万事屋】

2010年07月04日 23:07

うーん、小説書くの本当久しぶりだ。
++++++


これが夏現在の坂田銀時の様子である。
まァ、夏といおうか一年中このような格好をしているような気がしないでもないのだが。
とにかく、今現在の坂田銀時はソファに今にも溶けてしまいそうな勢いで項垂れている。
これも暑さの所為だろう。しかも、万事屋にはクーラーも扇風機もない。
それによって暑さは倍増するのであった。

銀時はこのように毎日怠惰な生活を送っているわけだが、最初からこうだったのかと聞かれれば否定する。
なぜかというと、銀時には暗く胸が痛むような過去があるからだ。
どういう経緯でこんなだらしない姿になってしまったのか、周りの人間に知る由もないが、
過去の坂田銀時というその人は、“白夜叉”なんていう異名をもち、敵からも味方からも恐れられる存在で、
攘夷戦争という修羅場を駆け抜けてきた、言ってしまえば勇者なのだ。
その事を銀時は語ったりはしないので、周りの人間も聞いたりしない。
という事はつまり、本当にわずかな人間しか銀時の過去を知らないわけだ。
となると、万事屋メンバーの新八や神楽も知らない人間の二人という事になる。

あの二人は気になっているはずだ。いや、今まさに気になっているのだ。
神楽ではなく新八がである。
この項垂れている銀時を眺めつつ、昔の“白夜叉”という今や伝説となっている銀時の姿を想像しているのだ。
だが、やっぱりこんな死んだ魚の目をもつ銀時を見ながら“白夜叉”を想像しようとしてもなかなか出来まい。

だから新八は考えた。
新八の頭の中は、“白夜叉を想像してみる”のではなく、“白夜叉に会ってみたい”に変化しつつあった。
ならば、どうすれば会えるのだろうと新八はさらに考えた。
タイムマシンでもあればそれはもう簡単に過去に行けるのだろうが、そんなものはあるはずもない。
じゃあ、どうしようかと新八は首を傾げて唸る。
ふと新八の脳内に桂の姿が浮かび上がった。
桂というのは、銀時と共に攘夷戦争で生き延びてきた戦友だ。
確か桂小太郎は“狂乱の貴公子”なんていう異名をもっていたはずだ。
すると、新八の脳内桂は煙となって消失し、代わりにエリザベスが姿を現した。
エリザベスは桂のペットで口からバズーカやら人間の手やらが出てくる謎の宇宙人(?)だ。
そんなエリザベスさんならなんとかしてくれそうだ、と新八は一つの結論を出した。
ちょっと出てきます、と新八は今にも死にそうな銀時に言うと、万事屋を飛び出した。
新八が考えている中、ずっと顔を覗き込んでいた神楽を残して。
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