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【万事屋】

2011年08月19日 23:40

銀猫が帰ってきましたよ。
皆ただいま!って誰も待ってないか。
書くよ書くよ!小説書いちゃうよ!!

+++++++
そこにいたのはエリザベスだった。
さっきとは反対に正面をこちら側に向け、
新八と神楽を訝しげに目を細めて見ている。
もう後をつけていた事は分かっていた、とでも言いたげだ。
あ、あ、と新八は混乱し、両手をパーにして顔の横で左右に振った。
「違うんです、違うんですよ?後を追ってたとか別にそんなんじゃ」
「答えを言ってどうするアルカ」
新八の後ろから現れた神楽がペシンと新八の後頭部を叩いた。

するとだ。すっと周りの賑やかな人の声が消えた。
あたりの音が何も聞えなくなった。
息がつまるような静けさ。
人々はその場で動かなくなり、まるで写真の中にいるよう。
「何アルカ?これ」
「僕達は動けるみたいだけど」
眉をひそめてあたりの様子を伺う二人。
すると、エリザベスが<コホン>と書かれたプレートを見せた。
神楽と新八がそれに目を向ける。
「どうしたの?エリザベス」
新八がそう聞くやいなや、エリザベスの目が普段以上に見開かれ
そこから赤い光線が放たれた。
「「!?」」
二人は驚き身構えるもすでにその行動は遅かった。
二人は膝が曲がり、その場に倒れこんだ。
それをじっと見つめるエリザベス。


●○●○●○●○●


こおろぎの鳴き声がかすかに聞える。ひぐらしの鳴き声もやはりかすかに。
それはだんだんと大きくなり、意識をはっきりとさせていく。
「・・・ん?」
起きたのは新八。むくりと体を起こすと、まず、周りの状況を確認しようと周りを見回した。
そこは真っ暗だった。光も何もない暗闇。しかし、虫の鳴き声や風を感じられる事から、新八は外と判断した。
新八が体を動かそうとした時だ。
鼻を突き刺す強烈な異臭がした。
それは新八が銀時と関わるようになってからかぐようになった匂いだと新八はすぐに分かった。
そう、人の血の匂いだ。それも一人や二人なんてそんな甘いもんじゃない。
大勢の人の血の匂い。それから人が焼けるような匂いも混じっている。
新八はそう理解した瞬間、その場にいるのが怖くなった。すぐ近くに人の死体があると思った。
地についている手を動かす。そこはざらついていた。
何度かそこを撫でると、そこが草むらである事が分かった。
新八は頭の中で今居る状況の整理をした。
自分は今真っ暗な草むらの中にいる。そこはきっと人の死体がたくさん転がっている場所だ、と。
そして、そこで神楽の存在を思い出した。
こんな場所で声を出すのは怖かったが、そんな事を考えているうちに口が勝手に動いた。
「神楽ちゃん?神楽ちゃん?いたら返事をして?」
少し待つと声がした。すぐ近くにいるようだ。
「新八、生きてたアルカ。ここは何だか危険な匂いしかしないアル」
神楽も少し前に起きていたようで、状況の確認は出来ているらしかった。
「その場から動いちゃ駄目だよ?危ないから」
「分かってるアル」

『誰だ!?』

そんな中、太く緊張感に溢れた怖い声がした。

「「!?」」
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