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【銀新】 死ネタ 前編

2008年04月03日 12:23

銀時と新八の話。
あの、すいません、銀さん死にます。
新八目線。
いつも通りに僕は万事屋に来て、神楽ちゃん起こして、銀さん起こして・・・ってあれ、いない。



「ねぇ銀さんは?」
「あいつならまだ帰って来てないネ、どうせ飲んでるアルヨ」
目をこすりながら神楽ちゃんが言った。そうか、いないんだ。なんだか調子狂うなぁ。
とりあえず、僕は3人分の朝食を作る事にした。



「新八~!すごいアル!」
昼になって神楽ちゃんが大声をあげた。銀さんはまだ帰って来ていない。
「どうしたの?神楽ちゃん」
「事故ネ!近くで事故があったあるヨ!」
神楽ちゃんが指差す方向。確かに人が集まって真選組が群がっている。
「新八ッ!行ってみるアル!」
「え!?ホント!?」
神楽ちゃんは僕の質問になんか答えてくれなくて、そのまま腕を引っ張られた。



「僕達じゃ小さくて見れないってば!」
僕が止めるのを聞かず、神楽ちゃんはどんどん野次馬の中に入っていく。
「おい、チャイナァ!いい所に来てくれたァ!!」
真選組一番隊隊長である、沖田の声が聞こえたと思ったら、神楽ちゃんは野次馬の外へと追い出された。
「沖田さん!大変ですね・・・」
「違いまさァ!そんな話してる暇ないんでィ!!」
右に神楽ちゃん、左に僕。僕達は沖田さんに引っ張られて、やがて沖田さんは振り向いた。
「・・・・あの事故は、人がひかれちまったんでィ。・・・・しかもそいつが・・・ッ」
ギリ、と歯を軋ませる沖田さんを目の前にして僕達は黙るしかなかった。
「誰アルカ!?言うヨロシ!」
「万事屋の旦那なんでさァ!!」
「「!?」」



「おい、沖田!そいつ等は関係ねぇから!さっさと戻って来い!」
振り返ると、真選組副長の土方さんの姿。
「関係大有りネ!早く病院に連れて行くアル!!」
神楽ちゃんが背伸びをして土方さんの胸倉を掴む。
「なんだ、てめぇ等か・・・・とにかく、てめぇ等は家で大人しく待ってな、すぐ連絡してやるからよぉ」
「落ち着いてなんかいられますか!?・・・銀さんが・・・銀さんが・・・、し、死・・・」
直後、救急車に運ばれる銀さんが通りすがった。
「ッッ!」
言葉が出なかった。あまりにも残酷すぎて。真っ白な着物は真っ赤に染まって、銀さんの姿を直視出来ない。
「銀ちゃん!!」
銀さんの事を誰よりも心配し、誰よりも愛しているだろう、神楽ちゃんが駆け寄る。
「やめなせェ!」
沖田さんが神楽ちゃんの襟を掴むと、そのまま宙へとやった。
「お前等は、家で大人しく待ってろィ」
ついでに僕も掴まれて、万事屋に置いていかれた。



「神楽ちゃん?・・・銀さんの朝食は残してあるよね?」
「当たり前アル!銀ちゃんは元気に帰って来て食べるアル!!」
江戸はそろそろ夕方になりかけていた。万事屋は電気もつけず、日の光だけを受けていた。
あれから、下の階のお登勢さんとか、姉上とか、たくさんの人が来たけれど、僕達二人で拒絶した。
今はそんな気分じゃない、と。



直後電話が鳴った。
僕はその姿をソファからしばらく眺め、ゆっくりと手に取った。
「はい・・・・万事屋銀ちゃんですが・・・・」
「あ、大江戸病院の者ですが・・・・ッ」
「あ、はい!」
神楽ちゃんも近寄ってきて、受話器に耳を当て聞いている。
「坂田さんが結構危ない状態なんで、来てくれませんか?」
僕は小さく答えると、受話器を元の場所に戻した。
「何て言ってたアルカ?よく聞こえなかったヨ」
心配そうに神楽ちゃんが僕を見つめるので、僕は頭を撫でてあげた。
「大丈夫だから・・・早く病院へ行こう?」


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